일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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てらだとらひこのついそう

寺田寅彦の追想

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 寺田寅彦の追想(てらだとらひこのついそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,683자 · 40화면

아오조라 문고

ああいうところにいたら、僕は死んでしまう。大学の事情もあるだろうが、生命にはかえられないから」と真剣な顔付で言われたので、びっくりした。そしていろいろのいきさつの末、昭和二年の三月にようやく理学部の教授を辞して、地震研究所の教授となられた。初めは大学を完全に止められるつもりだったらしいが、それは大学にとっては大問題であって、理学部長から総長まで乗り出して、必死の引止め策を講じ、ようやく地震研究所の教授として残られることになった。

昭和二年二月の日記に「昨年末から辞職を申し出してあったが教室の方では承認してくれ教授会まで持ち出されたが、総長が藤原君から聞き込んで切に留任をすすめられるので一時地震研究所教授として留まり時機を見て理研専任になることにした」とある。先生がどうしてそんなに大学を嫌われたかはわからない。しかし「生命にはかえられないから」とまで思い込んでおられたことは事実である。驚いたことには、この前に先生は東大を止めて法政大学につとめたいという「就職運動」までされたことがあったのである。寺田先生の就職運動というのは、恐らく天下の珍事件であったにちがいない。