일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ろうじゅうのめがね

小笠原壱岐守

佐々木 味津三

佐々木 味津三의 小笠原壱岐守(ろうじゅうのめがね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,249자 · 115화면

아오조라 문고

右するも左するも事は急なのである。

月が青い……。

慶応四年の春の夜ふけの遅い月が、陸奥二本松の十万石をそのひと色に塗りこめて陰火のように青白かった。

「アハハハハ……」

じいっと魅入られたもののごとく、障子に散りしいているその月光を見眺めていた長国が、突然、引きつったように笑って言った。

「馬鹿者共めがっ。アハハハハ……。みい! みい! あの色をみい! まるで鬼火じゃ。二本松のこの城を地獄へつれて行く鬼火のようじゃわ、ハハハハハハ……」

吸い込まれるように声が消えて、城内はやがてまたしいんと静まりかえった。

と思われたとき、――不意にキイキイと、書院のお廊下の鶯張りが怪しく鳴いた。

「門七!」

「大三!」

「石川!」

「多々羅!」

顔から顔へ名を呼ぶように目交ぜが飛ぶと、近侍達は一斉に傍らの脇差をにぎりしめた。――恭順か、会津援兵か、その去就を内偵すべく官軍の密偵達が、平、棚倉、福島、仙台、米沢から遠く秋田南部のお城下までも入りこんでいるのは隠れない事実なのである。

四本の脇差の鯉口は、握り取られると同時にプツリプツリと素早く切って放たれた。

だが、不思議である。