후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
片っ端からそれへいちいち、萬朝と二人、汗みずくになって反古紙を貼った。
そろそろ袷に着換えたいきょうこのごろ、家中がムンムとするほど炭火をおこして、その火で反古紙を貼ったものを片っ端から乾かしていった。
乾き上がると、今度はその上へ上等の鳥の子を貼った。また、それを炭火へかざして乾かした。
やっと出来上がったかとおもうと、物さしをあててみて寸法の間違いであることが分ったりして、また始めからやり直すこともあった。そうなるとまた反古紙を貼り直し、またそれを焙り、またまたその上へ鳥の子を、またまたそれを火で乾かすのだった。
寄席へ行くまでかかりっきりでやっていると圓朝も萬朝も、汗で着物が絞るほどグショグショになってしまった。
でも――何ともそれは愉しかった。他人には説明し難い苦労の愉しみというものがあった。
ようやくそれらが出来上がった。
あくる日から座敷中が、今度は国芳の家のおもいで懐しい無数の絵の具皿で充満された。
赤や青や黄や緑や白や紫やさては金銀や――経師屋化して人形屋か大道具師の仕事場もかくやとばかりだった。
羅ひとつになって圓朝は、この間内から貼りかえたいろいろさまざまの障子のような小障子のようなものへ、河岸の景色を、藪畳を、廓を、大広間を、侘住居を、野遠見を、浪幕を、かつて習い覚えた絵心をたより