후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
お客は増えるばかり、人気は上がるばかり。うそもかくしもないところ文楽の真打席へ働かせてもらっているとき、
「もうでてしまったかえ圓朝」
こういって聴きにくるお客がひと晩に五人や十人は、必ずあるようになった。
ああ、ありがたい。
その日その日というものに、ほんとうにいま圓朝は生甲斐を感じだしていた。
四
「三遊亭圓太」という看板が、だしぬけに二月の下席、浅草阿倍川の寿亭という寄席へ揚げられた。鳴物入り道具ばなしと肩へ書かれてある定式幕、縁とりの辻びらを見て、圓朝はオヤッと目を疑った。
いつ誰がなったのだろう、圓太に。
圓太とは初代古今亭志ん生の前名。到底きのうきょう出来星の落語家の付けられる名前じゃなかった。いわんや、その傍らにスケ三遊亭圓生と師匠の名前の大きく書いてあるにおいておや。
誰だろう。
ハテ誰だろう。
ほんとに誰がなったんだろう、一体。
どう思い廻してみても側近に心当りのものがなかった。襲ぐには今更偉過ぎる人か、偉くなさ過ぎる人たちばかり。
かいくれ圓朝には目星がつかなかった。
それにしても自分のところへ披露のしらせひとつこないとは――。