후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
小糸謂うところのどうにも手のつけられない機嫌の悪い処置振りをしては、やがてその二階で「鏡ヶ池操松影」江戸屋怪談の腹案を纏めた。「座頭浦繁」の怪談をこしらえ上げた。
まだ高座へかける迄には一年以上もかかりそうだったけれど、とまれそのそれぞれの労作をおえたことだけでひたすら圓朝は嬉しかった。前にもいった通り、その書き物をおえた一瞬間のほうが上演をおわったときよりも、あるいは喜びは大きいといってもいいかも知れない。同時に「おみよ新助」のことにして「牡丹燈籠」のことにして作品の出来不出来より作者自身の筆の馴れ、ドッシリと腰の坐り具合の感じられてきたことをいよいよ喜ばないわけにはゆかなかった。だけにひと仕事おわると、それ迄の何日かの不機嫌の取返しのように心から圓朝は、小糸の上をいたわった。慈しんでやった。
そうこうするうちにまたそれから一年目の圓朝三十歳の初夏がきた。慶応四年だった。いよいよ世間は騒々しくなってきていたが、いよいよ薄気味悪いほど寄席のお客は増えていた、いわんや圓朝の真打席においておや。
そうした中でかかさず圓朝の、勤めていることが二つあった。