후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
でも、どうしてだろう、いつももう浮いたようないろの灯点して囃し立てている広小路の盛り場が、ヒッソリ今夜は薄闇の中に静まり返っていた。
「出してくれ着物」
すぐ高座着をださせ、合羽をださせ、かっこうよくひとつひとつそれを身に着けて、
「じゃ、おい」
いってくるよといっしょに階下へ下りようとしたのと、バタバタ真っ青な顔して女中の駈け上がってきたのとがいっしょだった。
「あの……おいでになれませんよお師匠さん寄席へは」
息はずませて女中はいった。
「どうして」
圓朝は訊ねた。
「開かないんです木戸が」
また女中はいった、やっぱり息はずませながら。
「な、何ですかいま……大へんな戦が始まったんですって」
六
すぐに圓朝は、小糸を自分の家へ――。
母を見舞わせ、弟子たちの様子を聞かせ、同時に戦の様子も詳しく聞いてこさせることにした。自分は女中を手伝って二階を片づけ、すぐまた下りてきてどんどんそこらの戸を閉めた。すっかり閉め切ってしまったとき、サーッと篠を乱したような大降りになってきた。
ダン、ダ、ダーン。なるほど殷々たる砲声が、遠くのほうから轟きだしてきた。