후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
「……フーム……フーム……」
難解な考案の前に相対した禅僧のごとく玄正は、またしても微かな呻り声を二度三度と洩らしていた。
「……」
さあもうどうにでも勝手に料理しておくんなさいと心で大手をひろげて次郎吉は、いつの間にか枕へ顔を押付けたまんま薄目をひらきときどきチラリチラリとその義兄の当惑顔を盗み見していた、少し惨忍な快感にさえ駆られながら。
かくて――。
芸以外に好きなものはない、およそ芸のほか一切のものには何らの興味も情熱も生命すらも感じられない。不憫にもこう深く深く信じて止まない次郎吉のため、ついに玄正は初一念をひるがえした。そうして快く「芸」の大野原へと放ちやった。
といっても、それは落語家の世界では決してなかった。
あくる年の春早々、次郎吉の病癒ゆるを待って当時豪放豪快な画風を以て江戸八百八町に名を諷われていた浮世絵師一勇齋国芳――その国芳の玄冶店の住居へと、内弟子に預けたのだった。玄正としては本来ならば狩野某の門へでも入らしめたかったくらいなのだが、これは先方が無暗の者を弟子に採らなかったので、とりあえず、つてを求めて町絵師ではあるが、美人画や芝居絵よりも武者絵を得意としている国芳を選んで住み込ませたのだった。