후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
やっぱり酒で真赤な顔をしたまま、元気を付けるように国芳はいった。東海林桐庵先生は国芳の師匠、中橋の豊国から引き続いてかかりつけの名医だった。そのころ通油町に住んで、町医者でありながらひと格以上の見識を持っていた。
「……」
コクリと次郎吉は肯いた、師匠すみませんという風に。
芳年は大団扇で倒れた弟弟子の上を、しきりに荒々しく煽いでやっていた。額の上の手拭が生暖かくなった時分、また冷たいのと取り替えてきてはのせてくれるのは芳幾だった。あいにく往診中だった桐庵先生が、それが持ち前の托鉢坊主のような風体をしてやってきて下すったのは、正午をよほど廻ってからだった。もう圓太郎夫婦も、義兄玄正もみんな心配そうに枕許へ詰めかけてきていた。大団扇は芳年の手から世にも真っ青な顔をした母おすみの手へと移されていた。冷やし手拭を取り替える役も心配そうに顔を曇らせている義兄玄正にと変っていた。中でも父親の圓太郎はペタッと坐ってしまって、師匠の国芳へ礼やら詫びやらいうことさえ忘れ、ただもう恥も慮外もなくオドオド溜息を吐いているばかりだった。
「あの……師匠ちょっと」
七十越したとはおもわれない元気な手つきで手早く診察をおえてしまうと桐庵は、国芳のほうへ目配せした。