후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
なるんだ、偉くなるんだ。
一日も早く偉くならなければ、俺は。
毎晩々々楽屋へいっては前座として働くだけ働き抜いたあと、少しでも間があるとシッカリ楽屋格子へつかまっては、どんな人の噺でも咳ひとつ聴き落とすまいと心がけた。
その時分、師匠の真打席と文楽師匠の真打席とてれこにつかって貰うようになっていたのだったが、どこの寄席でも十五日間小圓太のかよってくるところの楽屋格子は必ず手垢でベットリ薄黒く汚れてしまっていた。
その上、昼間、少しでも暇がみつかると小圓太は、プイと師匠の家を飛び出し、近くのおし原亭あたり、昼席へいった。
楽屋から客席へとおしてもらい、先輩たちの噺を真正面から取っ組んでは勉強した。これは仲々の薬になった。
でもそれでもまだ足りなくて伝馬町の清松へまで、でかけていった。ここは古くからの講釈場だった。
初代の田辺南龍がでた。
同じく松林亭伯圓がでた。
伊東燕陵がでた。
「天一坊で土蔵を建て」と川柳に唱われた初代神田伯山もでた。
南龍は英雄豪傑の伝記に長じ、伯圓は義士伝に雄弁を振い、燕陵は義経記に一方の長を示した。
ことに、伯山の、急かず騒がず、だれるばかりに噺を運んでいて、やがて終末へ近付くや、にわかに蘇ったような明快さでトントントンと捲し立て、アッといううちに一席読み終るその呼吸。