일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しょうしょうしげもとのはは

少将滋幹の母

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 少将滋幹の母(しょうしょうしげもとのはは)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 83,234자 · 160화면

아오조라 문고

蔦葛の蔓が網のように絡み着いているのであった。

此のあたりは山に近い上に木立が深いので日が遠く、まして黄昏時なので、冷え/\とした空気が身に沁むのであったが、去年の落葉の積っているのを掻き分けながら、母屋と覚しい建物の所まで行って見ると、そこも今は廃屋になっているらしく、格子が固く鎖してあって、夕ぐれであるのに一点の灯も洩れてはいない。階に腰をおろして疲れを休めていた滋幹は、妻戸の蝶番が損じて扉が一枚外れかゝっているのに気がつき、床に上って中を覗いて見たけれども、内部は真っ暗で、黴臭い湿気の匂がするばかりである。滋幹は、以前は誰の住まいであったのかしらんと思い、或はこゝが亡き中納言の山荘ではなかったろうか、と云うことに心づいた。いかさま、中納言が逝去してからは誰も住む人がなくて、朽ちるにまかせてあるのであろうか。そうだとすれば、嘗て中納言と共に此の山荘に起き臥しゝ、中納言の死後も何処か此の近くに庵を結んでいたと云う母も、今は恐らく此の地に住んでいないのではあるまいか。いかに世を捨てたからと云って、女の身で此のような淋しい所に暮らしていられはしないであろう。