후리가나로 읽는 일본 고전
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やまとむら
山と村
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山と村(やまとむら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,705자 · 10화면
こうした考を私に起させた原因を一目に知るには、郡の東南隅に孤立している金山に登るのがよい。此山は『万葉集』に新田山と歌われ、妻覓ぎの歌垣なども行われたらしい名所であるが、高さは二百三十米許り、東側と北部は水成岩、全山の三分の二を占むる主要部は、火成岩の石英斑岩から成る山で、所々に鬼御影のような赤茶けた崩壊面を露出し、谷沿いに少許の闊葉樹が生育するのみで、全山殆ど赤松のみである。
わたしや太田の金山育ち外にきはないまつばかり
という俚謡の生じたのは至極尤もであろう。
頂上には城跡が有り、実城の名がある。明治になって新田義貞を祀った新田神社が創設され、側に今上陛下が皇太子殿下であらせられたころ、御登攀遊ばされた記念のお手植の松がある。社前の石壇の下に在る榎の大木は、樹齢四百年を超えているであろう。俗伝には義貞の築いた城であると言われている。けれども此城は義貞に関係なく、新田の一族である岩松家純が文明元年に家臣横瀬国繁に命じて築かしめたもので、世良田長楽寺の豪僧松陰の私記に拠れば、太田道灌が武州別府へ出陣の節金山へ招待され、滞留両三日の中に只一度金山の四方を見物して、近頃名城の由褒美したとのことである。