후리가나로 읽는 일본 고전
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やまのかなたは
山の彼方は
宮本 百合子
宮本 百合子의 山の彼方は(やまのかなたは)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,798자 · 14화면
けれども生活の根本ではどれだけの相違をもっているであろうか。文化のある時期には、若い人が精神においても若いといいかねるような悲劇が生じる。
教養の常識性はこれとは反対の形でも現れるものだ。例えば森田たまさんの随筆の中には、着物について、住居について、食物について大変趣味の高いような話がたくさん出る。どこそこの何という店の何。私たちの日常の世界にはそう入って来ない店の名や宿の名や食物の名が語られているが、趣味というもの、そういう面で教養と呼ばれるものの本来の姿とはいかなるものであるはずなのだろうか。世間には定評というものがある。その道の人なら誰でも知っているというものもある。その店のものがその店なりによいということは当り前だし、いわゆる通という人たちが、かれこれ比較したりすることも当り前のことだろう。それらのことを、知らないような年齢や種類の人にむかってとかく語ること、そして感服さすこと、それが趣味の本体であろうか。
趣味というようなものは人の心にあっても物の関係でも、何でもないようなところに含まれ発露するところが面白いので、女の味わいというようなものも計らぬところで横溢してこそ意味がある。