일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やまのかみさつじん

山の神殺人

坂口 安吾

坂口 安吾의 山の神殺人(やまのかみさつじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,014자 · 21화면

아오조라 문고

平作がドシャ降りの中を疲れきってわが家へ戻ると、わが家の土間では大騒動がもちあがっている。土間にお加久と兵頭ががんばっていて、入れろ入れないで女房お常と争っているのである。

お常は平作を見るより駈けよって、

「どうしたのさ。いつまでも、どこをうろついてきたのさ」

「不二男の姿をさがしていたのだが」

「不二男ならとっくに戻ってきて、ねちまったよ」

「そうか。一足先に帰りやがったか」

「この人たちを、どうするツモリなんだよう。不二男についてる死霊とかメス狐とかを落すんだって? お前さんが頼んだッてのは本当なのかね」

「イヤ、一度はたのんだが、あとで断わったのだ。しかし、まア、このドシャ降りに突き放すのも気の毒だから、今夜だけは馬小屋へ泊めてやろう。お前ら、表へでろ。ウチへ上りこもうなんて、ふとい奴らだ。お情けに今夜だけは馬小屋へ泊めてやるから、ワラをかぶって寝てろ」

平作はお加久と兵頭を馬小屋へ連れこんだ。

もともと平作がなぜお加久をわが家へ連れこむ気持になったかというと、不二男の性根を直そうという考えじゃなくて、甚兵衛のウチで起った事件にヒントを得たせいなのである。