일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やまぶきちょうのさつじん

山吹町の殺人

平林 初之輔

平林 初之輔의 山吹町の殺人(やまぶきちょうのさつじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,530자 · 37화면

아오조라 문고

と彼はなるべく自然に話頭(わとう)を転換しようとした。

「ええ別にどなたも……そうそう、そういえば夕方ちょっとお巡(まわ)りさんが来ましたわ」

「何、巡査が?」

「ええ、ずいぶん人の悪いお巡りさんよ。わたしのことをいろいろ根掘り葉掘りきくんですもの」

「どんなことをきいたんだ?」

「………」

「なんてきいたの?」

「御主人とどういう関係ですかなんてね。妾(わたし)返事に困っちゃったわ。だってまだ籍ははいっていないし、姓がちがうから妹だなんて言うわけにもいかないし、仕方がないから親戚のものだって言っといたわ」

「なんだ、戸籍しらべか? それっきりだったかい?」

「帰りがけににやにや笑っていたわ。きっともう知っているのよ」

「何を知ってるんだ?」

「………」

三四郎は思わずにじりよったが、不図(ふと)勘ちがいで真面目になりすぎたことに気がついて、あとは笑いにごまかしてしまった。

それっきり二人はだまって食膳に向った。今朝の喧嘩のことも光子のことも二人とも一語も言わなかった。但し三四郎は嘉子の様子をそれとなく注視していた。彼には何もかもが意外だらけだった。恐るべき罪を犯した筈の嘉子のあの驚くべき落ちつきはどうだろう。