후리가나로 읽는 일본 고전
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あずさがわのじょうりゅう
山岳紀行文集 日本アルプス
小島 烏水
小島 烏水의 山岳紀行文集 日本アルプス(あずさがわのじょうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 138,795자 · 274화면
のではあるまいかと、神経が苛々する。
夜など、燭を秉って、湯殿へ通うと、空には露が一杯で、十一月頃の冷たさが、ひしひしと肌に迫る、そうして凸凹のないところは、ないくらいな山の中にも、梓川が、静かな平坦な大道路となって、森の中を幅びろくのしている。
森林より穂高岳へ
河童橋から、中川という梓川の小支流を渡って、林の中に分け入る、根曲り竹が、うるさく茂って、掻き分けてゆくと、もう水中の徒渉をやらないうちから、胴から下がビッショリになるほど、朝の露が一杯である、林が一と先ず切れると、梓川の本流がうす暗い緑色になって、浅く流れている、青海原の強い潮流が一筋、急き込んで、古代ながらの大木の、森々とした海峡を押し切ってゆく力強さである。川楊の大木が、嵐にも洪水にも抵抗し抜いて、力も何も尽き果てたというように、ぐったりと根こそぎに、岸から川の中へ打ち倒れているのを、橋代りにして渡ったが、向う岸に着くまでには、三度ばかり冷たい水の徒渉をしないわけには行かなかった。
根曲り竹は益す茂って、人の丈より高くなる、人混みの中を、押し分けるように気兼ねをしながら行くと、笹の茂りからは、白い