후리가나로 읽는 일본 고전
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あずさがわのじょうりゅう
山岳紀行文集 日本アルプス
小島 烏水
小島 烏水의 山岳紀行文集 日本アルプス(あずさがわのじょうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 138,795자 · 274화면
ていう、「日本の山は、名工の建築があるからいいなあ」と。
ところで一体、富士の神を浅間と呼ぶのは、どうしたわけであろうか。富士の権現は信濃の国浅間大神と、一神両座の垂迹と信ぜられていたところから、浅間菩薩ともいい、富士浅間菩薩とも呼んだりしたが、本元の浅間山の方は、一の鳥居があるだけで、御神体は、山そのものに宿るとしてあるから、神社の鎮座がない。富士の登山諸道に、壮麗な神社があるのと対照して、これはこれ、あれはあれでいいと思う。
五 旅人の「山」
万坊ヶ原の一本松は、暁の暗に隠れた、那須野ヶ原あたりの開墾地にありそうな、板葺小舎から、かんがりと燈がさす。月見草の花が白い、カケス畑を知らぬ間に過ぎて、自動車はスケッチ帳入りの小嚢を手に下げた茨木君と私と長男隼太郎外、強力一人を大野原に吐き出して、見送りのため同乗せられた大山さんと、梅月の主人をさらって、影を没してしまう。暁の空に大宮表口の裾野原は、うす紙をはがすように目がさめる。ホトトギスがしきりになく。富士のさばいた裳裾が、斜がちな大原に引く境い目に、光といわんには弱いほどの、一線の薄明りが横ざまにさす。