후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎゅうじん
山月記・李陵 他九篇
中島 敦의 山月記・李陵 他九篇(ぎゅうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,608자 · 84화면
パラオ特有の滑らかな敷石路である。今日のような日では、島民たちのように跣足でこの石の上を歩いて見ても、大して冷たくはなさそうだ。五、六十歩下りて、巨人の頬髯のように攀援類の纏いついた鬱蒼たる大榕樹の下まで来た時、始めて私は物音を聞いた。ピチャピチャと水を撥ね返す音である。洗身場だなと思って傍を見ると、敷石路から少し下へ外れる小径がついている。巨大な芋葉と羊歯とを透かしてチラと裸体の影を見たように思った時、鋭い嬌声が響いた。つづいて、水を撥ね返して逃出す音が、忍び笑いの声と交って聞え、それが静まると、また元の静寂に返った。疲れているので、午後の水浴をしている娘どもにからかう気も起らない。また、緩やかな石の坂道を下り続ける。
夾竹桃が紅い花を簇らせている家の前まで来た時、私の疲れ(というか、だるさというか)は堪えがたいものになって来た。私はその島民の家に休ませてもらおうと思った。家の前に一尺余りの高さに築いた六畳敷ほどの大石畳がある。それがこの家の先祖代々の墓なのだが、その横を通って、薄暗い家の中を覗き込むと、誰もいない。太い丸竹を並べた床の上に、白い猫が一匹ねそべっているだけである。