후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎゅうじん
山月記・李陵 他九篇
中島 敦의 山月記・李陵 他九篇(ぎゅうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,608자 · 84화면
エンジェル・フィッシュに似た黒い派手な竪縞のある魚と、さよりのような飴色の細い魚とが盛んに泳いでいるのを見下している中に、眠くなって来た。先刻警官の睡った寝椅子に横になると、直ぐに寝てしまった。
タラップを上って来る足音と人声とに目を醒ますと、もう警官と巡警とが帰って来ていた。傍に、褌一つの島民少年を連れている。
「ああ、これですか。ナポレオンは。」
「ハア」と頷くと、警官は少年を、甲板の隅の索具などの積んである辺へ向けて突き飛ばした。「その辺へしゃがんどれ。」
警官の背後から巡警が(二十歳になったかならない位の、愚鈍そうな若者だ)何か短く少年に言った。警官の言葉を通訳したのであろう。少年は不貞腐れたような一瞥を我々に投げてから、其処にあった木箱に腰を下し、海の方を向いてしまった。
島民としては甚だ眼が小さいが、ナポレオン少年の顔は別に醜いという訳ではない。そうかといって(大抵の邪悪な顔には何処か狡い賢さがあるものだが)悪賢いという柄でもない。賢さなどというものは全然見られぬ・愚鈍極まる顔でありながら、普通の島民の顔に見られる・あのとぼけたおかしさがまるで無い。