일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんけいにいくるひとびと

山谿に生くる人々

葉山 嘉樹

葉山 嘉樹의 山谿に生くる人々(さんけいにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,699자 · 67화면

아오조라 문고

と言って、小林は始めて小さな声で笑った。

静かな午後であった。

天龍川には帆をかけた、川舟が上って行った、雨が近いであろう。帆かけ舟が上ると雨が降ると、この附近では、言われていた。そして、その通りであった。

太陽は、ゆっくりと中央アルプス連峰の方へ、歩いて行った。まだ日は高かった。

が、何かしら、大きな仕事を成し終えた時のような、安堵の心とうつろな魂の疲れが人々を捕えた。

川下に死体を探しに行った、堰堤の方の人々は、まだ帰らなかった。

川舟が上り、雨が降って、眠れる天龍が、起こって雲を呼び、雨を降らし、川底の石を転がすようになっては、死体の捜索は困難というよりも、至難になるであろう。

(昭和九年〈一九三四〉十月「改造」第十六巻十一号・昭和十年一月〈一九三五〉「改造」第十七巻一号)