후리가나로 읽는 일본 고전
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しまもり
島守
中 勘助
中 勘助의 島守(しまもり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,146자 · 37화면
透きまもなく繁りあった雑木のなかに皸だらけの獰猛な腕をひろげた栗の木の姿はあっぱれ武者ぶりではあるがかんじんの栗は一つもない。
「去年はあぶなくて通れないほどなってたが」といいながら心あたりの木から木へと捜しあるいても毬も落ちていないもので本陣は手もちぶさたな顔をして 南のほうに梨があるから と崖の腹をまわってゆく。私は栗のかわりにみちみち楢の実をひろう。本陣は 木曾のほうでは楢の実を豆にまぜて味噌をつくる とか 山奥へゆけば榧、はしばみ、ぶなの実もたべる などと話しながら先にたってゆく。南の崖に一株のけんぼ梨がある。これも「去年は降るほどなった」そうだが高いところに七つ八つあるばかり。下草をかきわけてやっと三つ四つさがしだした。堅くて小さいがかおりは高い。ぐみ、水引の花。
九日
朝なぎの浜におりる。山やまは雲の帳をかかげ、湖辺の灌木はさながら乙女となって朝の姿をうつし、梢にはなに鳥かきてまろらかな鄙歌をうたう。
夕。栗を落す。
十日
北風がひゅうひゅうと雪雲をはこんで今夜のうちに湖水が氷りはせぬかと思われる。かんかん火をおこし栗をむいて栗飯をたく。