일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くずれるおにかげ

崩れる鬼影

海野 十三

海野 十三의 崩れる鬼影(くずれるおにかげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,100자 · 69화면

아오조라 문고

私は思わず早口に独言を云いました。ああそれは何という思いがけない光景を見たものでしょうか。何という奇怪さでしょう。向うから白い服を着た男が、フワフワと空中を飛んでくるのです。それは全く飛ぶという言葉のあてはまったような恰好でした。私は何か見違いをしたのだろうと思いかえして、両眼をこすってみましたが、確かにその人間はフワリフワリと空中を飛んでいるのです。だんだんと其の怪しい人間は近づいて来ます。私は兄の腰にシッカリ縋りついていましたが、恐いもの見たさで、眼だけはその人間から一刻も離しませんでした。

「民ちゃん、恐くはないから、我慢をしているのだよ」と兄は私の肩を抱きしめて云いました。「じッと動かないで見ているのだ。じッとしてさえ居れば、あいつは気がつかないで、僕たちの頭上を飛びこして行っちまうだろう」

「うん。うん」

私はやっと腹の底からその短い言葉を吐きだしました。そのときです。怪しい人間が頭上五メートルばかりのところを、フワフワと飛び越しました。人間が飛ぶなんて、出来ることでしょうか。飛び越されるときに、なおもハッキリ下から見上げましたが、その怪しい人間は、寝台の上に乗ったように身体が横になっていました。