후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
さこんのいかり
左近の怒り
坂口 安吾의 左近の怒り(さこんのいかり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 47,454자 · 95화면
氏家太郎は二人を迎えて、
「ちょうどよいところへ来てくれましたね。実はボクの方からお訪ねするつもりでいたのですがね。実はね。今朝はやばやと妙な女が来ましてね。ジャンパーを着て、こんな男がここにいないか訊くんですが、それがつまり、夏川君、キミらしいんだ。変だと思ったからそんな男はいないと追い返したんだが……」
「二十二三の美人で、洋装……」
「イヤ、そうじゃない。顔も洗わずにとびだしてきたような三十ぐらいの薄汚い女なのだ。なんの用だときくと、この新聞を見せてね、このジャンパーの男を探してるんです、玉子さんの家の者だと云うんだね」
氏家がとりだして見せたのは例の夕刊だ。彼は左近を見つめて、
「キミ、こんなことをしたのかい。住田嘉久馬にでも頼まれて荒仕事をやったのかとボクもつい思ったのだが」
「話がアベコベなんですよ。実はこれこれで逆にボクが白雲荘というところへ連れこまれたのです。そのあげくに――」
と左近は二日にわたる怪事件、ならびに昨夜、洋次郎がきて東京をひきあげてくれと頼まれたことに至るまで語りあかしたのである。
「玉子がキミを知るはずがないじゃないか」
「その通りです」