후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
髪に引きつられたこめかみに太い筋がはっているのが、不思議に、磯五にはっきり見えた。
人が来てはだめだと気がついて、磯五は、片手で杖をつかんで、今度はしゃにむに突いて行った。しかし棒をつかもうとすると、その棒が激墜してきて、磯五のききうでを強打した。磯五は、その腕を抱きこむようにして、地べたにころがっていた。
短刀が、若松屋惣七のあしもとへ飛んで行って、若松屋惣七に拾われた。磯五は、腕の苦痛を訴えて、うなっていた。しきりに、はっはっと息をして、草の中に顔をしずめた。
若松屋惣七が近づいてゆくと、もう一度空手でおどりかかって来たが、からだが惣七に触れたかと思うと、磯五は、思いきりよく投げ出されて、土のうえに仰向けになった。それから、あたまをかかえて、寝返りをうつようにごろりと横になったきり、彼は肘のすきまからぼんやり若松屋惣七を見上げて黙っていた。妙に感心しているぐあいであった。
「何をそこで手荒なことをしているのだ――」
と、惣七に呼びかける声がして、武士とも町人とも思われない、十徳を着た若い男が、若松屋の屋敷のほうから金剛寺坂をおりて来て、加宮跡へはいって来ていた。