후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
「ほんとにどこかで見たような顔だよ」
つぶやいたとたん、女は何事か思い当たったとみえる。さっと頬から血の気が引いた。そして、ほとんど叫ぶように、甲高い声を前棒の背へ浴びせた。
「駕籠屋さん、一両だよ。もちっと飛ばせないかねえ。じれったいじゃないか」
湯灌場買い津賀閑山
紺絣の前掛けさえ締めれば、どこから見ても茶くみ女としか踏めない客だし、それに何かいわくありげなようすだが、そんなことはどうでもいい、一両と聞いて駕籠屋は死に身だ。
刺青の膚に滝なす汗を振りとばして、車坂を山下へぶっつけ御成街道から筋かえ御門へ抜けて八辻の原。
右手、柳原の土手にそうて、供ぞろい美々しくお大名の行列が練って来る。
挟箱、鳥毛の槍、武鑑を繰るまでもなく、丸鍔の定紋で青山因幡守様と知れる。
「したあに下に、下におろうっ――」
駕籠はひたひたとこれに押されて、連雀町の横丁へ逃げこんだ。このとき、太田姫稲荷の上から淡路坂をおりてくる大八車が二、三台つづいた。大荷を積んで牛にひかせているから、歩みがのろい。
一時、あたりは行列で混乱し、今来た道は荷車でとだえた。駕籠屋は駕籠を下ろして往来の人といっしょに、大通りを往く行列を見物していた。