후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
八両、と閑山が吹っ掛けると、女はぐっと前へこごんで、すごいほど透んだ低声で、
「お爺つぁん、黙ってあたしのいうとおりにしておくれ。いいかい。鎧櫃をここへおろして、あたしを入れてふたをおし」
こいつあいよいよ桁がはずれているわい――逆らわぬに限ると閑山、鎧櫃を戸外から見えない土間の隅へすえた。そうしておいて、試みに代金を請求してみると、今上げるからちょっと場をはずしてくれという女の註文。
閑山は奥へはいって行った、と見せかけて、屏風のかげから女をうかがっている。
知るや知らずや、壁のほうを向いた女、手早く袷のまえをひろげて、帯の下、お腹のあたりを探りはじめる――。
ちょうどその前面に、大鏡が立て掛けてあるからたまらない。閑山老人、見てはならないところをことごとく見てしまった。そそくさと眼鏡を直して、鏡の中の白いまどらかな線に、からだじゅうの神経を吸い取られている閑山、いい図ではないが、本人は魂ここにあらずだ。
やがてのことに女は、肌膚に着けた絎紐をほどくと、燃えるような真紅の扱帯が袋に縫ってあって、蛇が蛙を呑んだように真ん中がふくれている。
ざく、ざく、ざく、と山吹色の音。