후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
「だって、親分はわっしに、饗庭の屋敷へ張り込むようにいったじゃありませんか」
「だからよ、だから何だって手前はここに立って、俺を待っていなかったてんだ?」
「おっと親分、待ってもらおう、饗庭の屋敷は此家じゃありませんぜ」
「なにを? 何いってやんでえ、俺はな、いま邸内へへえって用人にも殿様にも会って来たんだ。これが饗庭の屋敷でねえなんて、ぼやぼやするねえ。手前はなんだな、夢でも見ていやがるんだろう。面を洗え、面を」
ぽんぽんやられて、安はすこし不審な面もち、しばらくそこの饗庭の門構えをながめていたが、やがてのことに、だんだんと顔に驚異の色が浮かんで来て、
「親分!」と叫ぶように、「こいつあよっぽど妙でげす、おんなじ家が二つありやすぜ」
そういいながら安はやにわに文次の腕を取ってぐいぐい引っ張って歩き出した。
「どうせお前、旗本屋敷だ。同じ建造の二つはおろか、江戸じゅうにあ何百となくあるわさ」
うす笑いを浮かべて、それでも文次は安のなすがままに、そのうちに二人は、どっちから先ともなく、一散に道を走っていた。
妻恋稲荷の杉並木に沿うて、二、三丁南へ下ると立売坂。