후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
白粉焼けのような、荒淫にただれた顔に桜花の映ろいが明るく踊っているのが、男だけにへんに気味が悪い。
「何だ。貴様らは何だ?」
口の隅から侍がいった。文次は二度びっくりした。その声であるが顔や姿とは似も似つかない。これはまたどら猫を金盥へたたきつけたような、恐ろしいじゃじゃら声なのだ。
「何しに参った?」と手を帯へはさんだままで、「うむ、これ、何しに来たのだ」
文次があきれて黙っていると、侍は、ぞっとするようななよなよしたからだつきで鼻がくっつくほどひた押しに押して来る。
「へえ、あの」勝手が違うので文次もまごつかざるを得ない。
「通りすがりに貸家札を見ましたので、実はその、お邸を拝見に上がりました。あなた様はこちらの――?」
しどろもどろにいいかけると、色気たっぷりな若侍の眼に、魅殺するような悩ましい笑いがのぼった。
「あなた様はこちらの――どなたで?」
文次はくり返した。組しやすいと見たのだ。金と力のないのが色男の相場、こんな陰間の一匹や二匹、遠慮していては朱総が泣かあね。
「なに? どなた? 貴様らこそ何だ」
侍は一本調子だ。
「ですから今も申し上げますとおり、ちょっと貸家を見に――」