후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
とするといまの男は何者で、いったい全体、どこから小判を手に入れたか?
考えていたって始まらない。とにかく一応自分のほうを数えてみようと、里好が眠っているのを幸い、小窓に寄って女は胴巻きを抜き出した。
触れ合うたびにちろちろと鳴る黄金の木の葉が、一枚二枚と白魚のような指先に光を添える。五枚六枚七、八、九――勘定していくと、どうしても一つ足らない。
特別の御用金に金座から大奥お賄方へ納めた分として一つ一つの小判の隅に、小さな桝目の印が打ち出してあるのだから金輪際間違いっこない。里好のはまさしく女のもので、これを入れれば数もそろう。女はひとりごと。
「どこをどうまわって来たのか知らないけれど、こりゃあたしんだから、いっそもらっておこうよ」
と女が、里好の小判も入れてすっかりしまい込んだとき、犬のようにはいながら窓の下を離れた黒い影がある。
二、三間行って伸び上がると、いろは屋文次だ。
さては今までのぞいていて、委細を見届けたものとみえる。
何か考えるところがあるのだろう。ぱっぱっと土を払うと、わざと雪駄をちゃらつかせてそのままうす闇に呑まれてしまった。
灯りのない屋根の下は、暮れやらぬ外光が物の姿を浮き出させて、海の底のようにひっそりとしている。