후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
昼間、饗庭の影屋敷の、不可思議な空家の二階で、突如文次たちに斬りつけたあの男美人の猫侍、内藤伊織である。
文次は四つんばいにはって行って、店のすぐ背後に息を凝らした。
しゃがれ声を押しつけて伊織がしきりにいばっているのが聞こえる。
「何だと? 鎧櫃へ入れたときは生きておった? 黙れ黙れ、それが出したとき死んでおれば貴様が殺したも同然ではないか」
「殺したなぞとめっそうもない。野原の一軒屋ではござりません。隣近所の手前もあります。どうかそう大きな声をなさらずに――」
閑山はおろおろ、手でも合わしているらしい。
「いいやいや、貴様が殺した。何といっても津賀閑山があの女を殺したのだ」
妻恋坂の殿様御名代として推参した猫侍の内藤伊織、面白ずくにだんだん声を高めて行くところ、だいぶ脅迫の場数を踏んでいるとみえて、なかなか堂に入っている。
「さ、性根をすえて返答してもらいたい。そもそも何の恨みがあって、女の死骸を鎧櫃へ詰めて届けたのだ? いやさ。それを聞こう。それを聞こう」
「しかし、饗庭様では鎧櫃を受け取らぬときっぱりおおせられましたが――」
「それは、拙者が出て応対したことゆえ、本人の拙者がこうしてここへ正式に談じに参るまでは表向き受け取らぬということにしておいたのだ」