후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
というのは、あまり眼にあまるというので江戸中の岡っ引きが真剣になりだしたわけであるが、実をいえば、眼じるしのある小判を持って行ったというところに御用聞きは非常な望みをかけたのである。遠からず一枚ぐらいは市へ出てくるだろう――というので、それぞれ町方へ手配をして桝目の小判の現われるのを待っていたが、いくら待っても一枚も出てこない。
これは出ないわけだ、お蔦が大事をとって使わないで、肌身離さず胴へ巻いて持ちまわってるのだから。
で、いろは屋文次をはじめ岡っ引き一同が手のつけどころがなくて困っていると、いわゆる天の助けというやつで、津賀閑山が例の鎧櫃取りもどしの一件を頼みこんで来たところから、はしなくもお蔦の居所だけは文次はつきとめることができたが――。
お蔦の相棒だった男は何者であろう?
押し込みのさいには、いつも必ずお蔦が先にはいり込んで、なかから締まりをはずして男を入れて仕事にかかったということだ。
ひょっとすると、あの掏摸の里好という男ではないかしら。
こう思って、文次は顔を上げた。
「安」
「へえ」
「お蔦が両国に出ていたころ、男があったといったっけなあ」