후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
わかったら早いがいい。さっそく出かけろ」
と、他の一人に合図をすると、そいつが先に立って歩き出す。お蔦を始め三つの袋がそれに続いたとき、うしろで、
「御苦労だな。ぬからずやって来てくれ」
と、いう饗庭の声がした。
部屋を出ると長い廊下。角に金網行燈が一つ、ぼんやりとあたりを照らしているほか、人気のない饗庭家の裏、すなわち空家の影屋敷である。
黒い袋をかぶった帝釈丹三に連れられた三人が、押し出されるように影屋敷の裏木戸を出ると、月のない外は墨を流したように暗い。
「庭の桜の木へ袋を脱いで掛けて行け」
といった伊織のことばを思い出して、三人は立ち止まって袋を脱いだ。三つをまとめて、その庭の桜の下枝へ掛ける。
いかに暗い夜でも空には明りがある。それでお蔦の姿を見て驚いたものか、今、袋を脱いだ一人が叫んだ。
「やや女ではないか」
いわれてお蔦、暗黒を透かして見ると、守人を恋する前、両国に世帯をもって、子までなしたことのある水戸浪人の遊佐銀二郎!
「お! あなたは!」
「や! そちはお蔦。――」
かけ寄ろうとすると、もう一人の男が、あいだに立った。
「よう! はいるもいっしょなら、出るもいっしょか。