일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ほ

帆

宮本 百合子

宮本 百合子의 帆(ほ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,973자 · 25화면

아오조라 문고

それは、旅行案内で藍子も見たが、乗換の工合がわるくて駄目なのだ。いっそ、次の列車で銚子まで行ってやろうか。切符を買いかけ、然しと思うと、それも余りいい思いつきとは思われず……癖で、左の人さし指で鼻の横をたたきながらぐずぐずしているうちに、藍子は立花に小さんがかかっているのを思い出した。彼女は、兎に角それをきいて、今夜は一旦家へかえることにしバスケットを一時預けにして、両国橋を渡った。

翌日の午後、藍子はぶらりと尾世川を訪ねた。尾世川は昨日稽古をすっぽかしたことを頻りに弁解し、

「どうです、よかったらこれから少し埋め合わせしましょうか」

と云った。

「さあ……私両国へ行かなくちゃならないから」

「何か御用ですか」

「バスケットが駅に預けてあるんです」

藍子は簡単に昨夕の出来ごとを話し、

「どうも一足でも東京を出ないうちは、虫が納まらないらしい」

と苦笑した。

「いや、いい気候ですからな、誰だって遊びたいですよ。まして貴女は旅行好きだから」

去年の、やはり五月、藍子が五日程行っていた赤城の話をしているうちに、尾世川まで段々乗気な顔つきになって来た。

「何だかどうも私の尻までむずついて来た。