후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,432자 · 18화면
「……実は、綾のことですが、今度お国のお侍で大隈という人から是非慾しいというので、遣わすことに承諾しましたのですが、まるで娘を掠奪われるような工合で、私も実に驚きました」
と、愚痴交じりにいっておられた所を見ると、未亡人も承諾はしたものの、先方の行方が乱暴なので迷惑に感じたような口裏であった。
これは一方は直参のお旗下で、とにかく、お上品で三指式に行こうというところへ、一方は西国大名の中でも荒い評判の鍋島藩中のお国侍、大隈八太郎といって非常な論客で政治に熱狂していた志士の一人。その時は既に大官を得て出世しているとはいえ、万事が粗野放胆で婚儀のことなど礼節にかかわらず、妻を娶るは品物のやり取り位に思っていたであろうから、お品の好い御殿風な三枝未亡人を驚かしたも無理ならぬことと思われます。何んでも人力車に書生をつけてよこして、花嫁御寮を乗せて、さっさと伴れて行ったりしては、お袋さんも娘の出世はよろこんでも、愚痴の一つもいいたくなって、東雲師の宅へ出掛けてお出でになったものと見えます。
東雲師は、黙って話しを聴いておられたが、
「なるほど、しかし、そりゃ仕方がありませんよ。