후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,432자 · 18화면
は、心掛けがまた別なものであるかと感心したことでありました。
私が綾子刀自について知っている因縁ばなしというのはこれだけのことで、そのほか何もありません。
けれども、私は、刀自が初縁の際の見合いに仲介人の師匠のお伴までしてその席を実見したほど、その時代のことを能く知っており、正銘疑いなしの話である。よって、私は、この奇妙な話はまことに不思議ともいうべきであるから、何時かは何かに書き残して置きたいとも思っていたのですが、ここにそれを差し控え、今日まで、かつて口外したこともなく、これだけの話をそのまま黙っておったのは、綾子刀自が大隈家へ方附かれたのが、初縁でないのであるから、もし、ひょっとそういうことを私の口から口外しては、と遠慮を致したわけでありました。もっとも、大隈家へ再縁されたと申しても、事情は前申す通りの訳で、一向処女というに変りはないことで、刀自の身上に何ら潔白を傷つける次第でもありませんが、御当人、およびその御良人の存生中は善悪ともに他人のとかくをいうべきはずもないことと、実は口を緘しておったわけであります。
が、今日はもはや、御両方とも黄泉の客となられた場合、私がこのはなしをしたとて、さして差し閊えもないことかと思うばかりでなく、かえってこのはなしは、刀自の素性について世間の噂が全く間違って、