후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,640자 · 15화면
皆が妙な顔をして私の顔を見ているのは、一体、大仏を拵えてどうするのかという顔附きです。で、私は勢い大仏の趣向を説明して見ねばなりません。
「大きな大仏を拵えるというのは、大仏を作って見物を胎内へ入れる趣向なんです。どのみち何をやるにしても小屋を拵えなくてはならないが、その小屋を大仏の形で拵えて、大仏を招ぎに使うというのが思い附きなんです。大仏の姿が屋根にも囲にもなるが、内側では胎内潜りの仕掛けにして膝の方から登って行くと、左右の脇の下が瓦燈口になっていて此所から一度外に出て、印を結んでいる仏様の手の上に人間が出る。其所へ乗って四方を見晴らす。外の見物からは人間が幾人も大仏さまの右の脇の下から出て、手の上を通って、左の脇の下へ這入って行くのが見える。それから内部の階段を曲りながら登って行くと、頭の中になって広さが二坪位、此所にはその目の孔、耳の孔、口の孔、並びに後頭に窓があって、其所から人間が顔を出して四方を見晴らすと江戸中が一目に見える。四丈八尺位の高さだから大概の処は見える。人間の五、六人は頭の中へ這入れるようにして、先様お代りに、遠眼鏡などを置いて諸方を見せて、客を追い出す。