일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,071자 · 6화면

아오조라 문고

ちょうど二ヶ年間に七百十五円の地所と家作代、それから百五十円の隠居建築費、合せて八百六十五円をお返ししましたが、都合の好い時に自儘に運んだので、私には、そう骨の折れたことではありませんでした。けれども、妙なもので、一時に纏まったものを出して強いても私を家持ちにさせて下すった平尾氏の御親切がなければ、私はその後幾年経っても借家住居でいたかも知れません。家持ちになってから今日まで三十年にもなりますか。その間私の家は段々古くなって建て直しをする必要も感じましたが、さらに新築をする自力もないことではあるけれども、それよりもなるべく、三十年前の家持ちになった当時の家の儘を存して置きたいと思い、破損のひどい所だけは余儀なく修繕をして出来得る限り昔日の俤を残して置いてあります。

只今こうしてお話をしているこの九畳の座敷も、その時そのままで、初めて、石川光明氏と打ちつれ盆栽会を見物に来た時も、この部屋や縁側に盆栽が沢山並んでいました。

今日から思えば三十年はかなり古く、また私としても、それ以来いろいろな境涯を経来ったことであります。