후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,946자 · 6화면
その頃は遊芸が流行で、その中にも富本全盛時代で、江戸市中一般にこれが大流行で、富五郎もその道にはなかなか堪能でありましたが、わけて総領娘は大層上手でありました。父娘とも芸事が好き上手であったから自然その道の方へ熱心になり、娘は十か十一の時、もう諸方の御得意から招かれて、行く末は一廉の富本の名人になろうと評判された位でありました。親の富五郎も鼻高々で楽しんでおりましたが、ふと、或る年悪性の疱瘡に罹って亡くなってしまいました。そのため富五郎は悉皆気を落としてしまい、気の狭い話だが、自暴を起して、商売の方は打っちゃらかして、諸方の部屋へ行って銀張りの博奕などをして遊人の仲間入りをするというような始末になって、家道は段々と衰えて行ったのでありました。
しかし、この富五郎という人は極気受けの好い人で、大層世間からは可愛がられたといいます。やがて、家業を変えて肴屋を始め、神田、大門通りのあたりを得意に如才なく働いたこともありますが、江戸の大火に逢って着のみ着のままになり、流れて浅草の花川戸へ行き、其所でまた肴屋を初めたのでありました。
花川戸の方も、所柄、なかなか富本が流行りまして、素人の天狗連が申し合せ、高座をこしらえて富本を語って大勢の人に聞かせている(素人が集まって語り合うことをおさらいという。