일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

へいぼん

平凡・私は懐疑派だ

二葉亭 四迷

二葉亭 四迷의 平凡・私は懐疑派だ(へいぼん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 81,548자 · 161화면

아오조라 문고

私は此家で一番上等にしてある二階の八畳の部屋を占領していた。なに、一番上等といっても、元来下宿屋に建てた家だから、建前は粗末なもので、動もすると障子が乾反って開閉に困難するような安普請ではあったが、形の如く床の間もあって、年中鉄舟先生やら誰やらの半折物が掛けてあって、花活に花の絶えたことがない……というと結構らしいが、其代り真夏にも寒菊が活てあったりする。造花なのだ。これは他の部屋も大同小異だったが、唯た一つ他の部屋にはなくて、此部屋ばかりにある、謂わば此部屋の特色を成す物があった。それは姿見で、唐草模様の浮出した紫檀贋いの縁の、対うと四角な面も長方形になる、勧工場仕込の安物ではあったけれど、兎も角も是が上等室の標象として恭しく床の間に据えてあった。下にもまだ八畳が一間あったが、其処には姿見がなかった。同じような部屋でありながら、間代が其処より此処の方が三割方高かったのは、半分は此姿見の為だったかとも思われる。

部屋は此通り余り好くはなかったが、取得は南向で、冬暖かで夏涼しかった。其に一番尽頭の部屋で階子段にも遠かったから、他の客が通り掛りに横目で部屋の中を睨んで行く憂いはなかった。