일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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げんだん

幻談・観画談 他三篇

幸田 露伴

幸田 露伴의 幻談・観画談 他三篇(げんだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 80,544자 · 161화면

아오조라 문고

ので、晩成先生はただ僅に、この寺が昔時は立派な寺であったこと、寺の庭のずっと先は渓川で、その渓の向うは高い巌壁になっていること、庭の左方も山になっていること、寺及び門前の村家のある辺一帯は一大盆地を為している事位の地勢の概略を聞き得たに過ぎなかったが、蔵海も和尚も、時※(二の字点、1-2-22)風の工合でザアッという大雨の音が聞えると、ちょっと暗い顔をしては眼を見合せるのが心に留まった。

大噐氏は定められた室へ引取った。堅い綿の夜具は与えられた。所在なさの身を直にその中に横たえて、枕許の洋燈の心を小さくして寝たが、何となく寐つき兼ねた。茶の間の広いところに薄暗い洋燈、何だか銘の影法師が顧視らるる様な心地のする寂しい室内の雨音の聞える中で寒素な食事を黙※(二の字点、1-2-22)として取った光景が眼に浮んで来て、自分が何だか今までの自分でない、別の世界の別の自分になったような気がして、まさかに死んで別の天地に入ったのだとは思わないが、どうも今までに覚えぬ妙な気がした。しかし、何の、下らないと思い返して眠ろうとしたけれども、やはり眠に落ちない。雨は恐ろしく降っている。