일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ざきょうにあらず

座興に非ず

太宰 治

太宰 治의 座興に非ず(ざきょうにあらず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,872자 · 4화면

아오조라 문고

ふびんに思った。からかうのも、もうこの辺でよそうと思った。

「君は、いくつ?」

「二十三です。」ふるさとの訛がある。

「若いなあ。」思わず嘆息を発した。「もういいんだ。帰ってもいいんだ。」ただ、君をおどかして見たのさ、と言おうとして、むらむら、も少し、も少しからかいたいな、という浮気に似たときめきを覚えて、

「お金あるかい?」

もそもそして、「あります。」

「二十円、置いて行け。」私は、可笑しくてならない。

出したのである。

「帰っても、いいですか?」

ばか、冗談だよ、からかってみたのさ、東京は、こんなにこわいところだから、早く国へ帰って親爺に安心させなさい、と私は大笑いして言うべきところだったかも知れぬが、もともと座興ではじめた仕事ではなかった。私は、アパアトの部屋代を支払わなければならぬ。

「ありがとう。君を忘れやしないよ。」

私の自殺は、ひとつきのびた。