일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かげおとこ

影男

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 影男(かげおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,133자 · 310화면

아오조라 문고

そこの地面にころがっているぼろぼろの物体は、五十五、六歳に見える一個の人間であった。よごれてよれよれになったカーキ色の上着の胸がはだけ、中から無数に破れ穴のある茶色の毛糸のチョッキがのぞいていた。ズボンはすその裂けた黒ラシャで、ちびたサンダルげたが足もとにころがっていた。

しらがまじりのもじゃもじゃ頭、無精ひげでうす黒い紫色の太った顔、太っているだけにいっそうみじめな、どこか好人物らしい酔っぱらいであった。その男は、ぶっ倒れたまま、何かブツブツつぶやきながら、起き上がろうともしない。起き上がる力もないらしく見えた。どこか、ひどく打ったのかもしれない。

しばらく立ちどまって見ていても、だれも助け起こしてやる者もない。通行の人たちは、まるで別世界の人種のように、そしらぬ顔で通りすぎていく。速水は見かねて、そのぼろぼろのかたまりに近より、両手をわきの下に入れて抱き起こしてやった。

「しっかりしたまえ。うちはどこだ」

すると、みじめな五十男は、口をモガモガやっていたが、速水のしゃんとした身なりを見て、少しおそれをなした表情になり、やっと意味のとれる口をきいた。