일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かげおとこ

影男

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 影男(かげおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,133자 · 310화면

아오조라 문고

玄関へも主人みずから出迎えた。いつまでたっても、女中も書生も現われない。うちじゅうがシーンと静まり返って、まるであき家にでもいるような感じだ。

「だれもいないのですか」

ついきいてみないではいられなかった。

「ぼくがここに滞在するときには、召し使いを連れてくるのですが、今夜はそういう者もいないほうがいいと思ったので、ぼくひとりでやって来て、きみを待っていたのですよ」

ふたりはウイスキーをチビチビやりながら、しばらく話したあとで、いよいよ庭のレンガ造りの書斎を検分することになった。

「このあいだのお話で、理屈はよくわかっているのだが、やっぱり実地に当たって見ておきませんとね」

小男の須原はそういって立ち上がった。

ふたりは懐中電灯を持って、まっくらな庭へ出ていった。林のような木立ちの中を歩いて、その奥にある奇妙なレンガ建てに近づいた。

それから三十分ほど、影男は建物の内外を歩きまわって、詳しく説明した。

「よくわかりましたよ。実にきばつなトリックだ。これならだいじょうぶです。きっとうまくやってみせますよ」

須原はいっさいを了解して、ほくほくしている。

検分をすませると、もう九時になっていた。