일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やくしゃのいっしょう

役者の一生

折口 信夫

折口 信夫의 役者の一生(やくしゃのいっしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,324자 · 31화면

아오조라 문고

これで、始めて出来したという評判を得た。出来るといっても、容貌が問題になるので、源之助の場合は恐らく容貌や、姿が助けていたろうと思う。その後明治十五年になって、二十四歳で改名して養父の源之助を襲名した。(源之助という名は、中村・三桝にもあったが、今では皆消えている。)彼は二十四歳から死ぬ迄この源之助で通した。改名するだけの興味を持たなかったと言うより、又する機会もなかったのであろう。大変長い源之助で、丁度大阪の鴈治郎が若い時の中村鴈治郎から始って、死ぬまで鴈治郎で通したのと同じである。尤、鴈治郎は歌右衛門をつぎ損ったことにもよるのだが……。

明治十二年七月の夏芝居に、五代目菊五郎の弟の坂東家橘――これも働き盛りに死んで、芸は大したことはなかったが、気分のいい役者であったらしい――その家橘が上置きになって、福助(後の歌右衛門)を始め数人の花形が集った。この時、源之助は一番目に妲妃のお百という大役をしている。この芝居の殺し場は、女一人で男を殺すなど、役にも変化があり、最後まで悪人のはびこる芝居である。それを二十を越したばかりの源之助がお百になって出るというのは、容貌や姿を認められてなったものと言われている。