일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まちぼうけぎかいふうけい

待呆け議会風景

宮本 百合子

宮本 百合子의 待呆け議会風景(まちぼうけぎかいふうけい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,980자 · 14화면

아오조라 문고

婦人の傍聴人はその間にちらり、ちらりと見えるだけであった。ベンチのとなりに派手な装いの二十四、五の女のひとがいたが、茶色の背広をつけた頭の禿げた男がぶらりぶらりとこちらへ来て通りすがりに何か一寸その女のひとに言葉をかけて行った。そばにいる者にききとれない位にかけられた言葉であるけれども、それに応えてその女のひとが瞬間に示した嫣然たる笑みは、元より妻の笑顔ではないし、娘が父への笑い顔でもない。控室はこんな情景も閃くのである。刻々つのって来る人々の動きに押されたようにして、ここにも守衛が立っている。

やがて十一時半になって、詰め合って並んでいた列が動き出した。こういう場所の光景に馴れない目には、どの人も一様に片手に傍聴券と財布、紙、ハンカチーフなどをもち添えて、後から押されながら顎をつき出す形で一人ずつ狭く扉を入ってゆく様子が何とはなしまことに奇妙である。次のどこかで着物までもぬぐ下準備のような感じだが、もちろんそんなことはなく、そこでやっと議長席と向い合った棧敷の傍聴席に落付くことが出来たのであった。

外からあの白っぽい記念塔めいた陰気な建物を遠望するよりここから眺める内部の方が遙にましな感じである。