후리가나로 읽는 일본 고전
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りつことさだこ
律子と貞子
太宰 治의 律子と貞子(りつことさだこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,325자 · 11화면
三浦君は少し物足りなく思った。
あくる日、三浦君は、おいとまをした。バスの停留所まで、姉と妹は送って出た。その途々、妹は駄々をこねていた。一緒にバスに乗って船津までお見送りしたいというのである。姉は一言のもとに、はねつけた。
「私は、いや。」律子には、いろいろ宿の用事もあった。のんきに遊んで居られない。それに、三浦君と一緒にバスに乗って、土地の人から、つまらぬ誤解を受けたくなかった。おそろしかった。けれども貞子は平気だ。
「わかってるわよ。姉さんは模範的なお嬢さんだから、軽々しくお見送りなんか出来ないのね。でも、あたしは行くわよ。もうまた、しばらく逢えないかも知れないんだものねえ。あたしは断然、送って行く。」
停留所に着いた。三人、ならんで立って、バスを待った。お互いに気まずく無言だった。
「私も、行く。」幽かに笑って、律子が呟いた。
「行こう。」貞子は勇気百倍した。「行こうよ。本当は、甲府まで送って行きたいんだけど、がまんしよう。船津まで、ね、一緒に行こうよ。」
「きっと、船津で降りるのよ。町の、知ってる人がたくさんバスに乗っているんだから、私たちはお互いに澄まして、他人の振りをしているのよ。