후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
こころのめ
心の芽
小川 未明
小川 未明의 心の芽(こころのめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,922자 · 10화면
そう思うと、たとえ自分の芸は未熟ながら、考えずにいられようか、平常はたんすや、行李の中へしまいこまれて、お気にいらなければ、そのまま虫にくわれ、永久に捨てられるのである。だれしもそうと知れば、良心のあるかぎり、自分の仕事に対して、あわれみと恥ずかしさを感ずるであろう。
つつましやかなる自然は、正吉にふたたび、子供の時分のまじり気ない無邪気さと、勇気を呼びもどしたのでした。それは、正しく生きようと希う人間のもつ、りっぱな精神でありました。
「おれは、自分のもてる能力が、たとえわずかばかりにせよ、これを発揮して、世の中の人々のために、役立てよう。」
ふとしたことが、彼の体に長い間宿り、眠っていた正義心と、芸術心の芽を、いっしょにめざめさせたのでした。
その後、彼の描いた、さまざまの水彩画や、鉛筆画が、工場の壁にはられました。
そして、素直で特色豊かな絵は、多くの工員たちの間に人気を呼びました。なぜなら、疲れたものの精神にあこがれと朗らかさをあたえることによって、彼らを慰めたからであります。