일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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「しんりしけん」じょ

心理試験

小酒井 不木

小酒井 不木의 心理試験(「しんりしけん」じょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,338자 · 197화면

아오조라 문고

の、あのダンス場の光景を思わしめる程であった。

と、突然、電燈が消えて、ホールの中は真の闇となった。即ち、強風の為に起った停電である。三十秒! 一分! 依然として電燈はつかなかった。音楽は止んで人々は息を凝した。その時、ホールの一隅にパッと一団の火が燃えてドンという音がした。ヒューという戸外の風の音と共に、二三の婦人は黄色い叫び声を挙げた。次でどさどさ人々の走る音がした。外相官邸は瓦斯の装置が不完全であったから、電気の通ずるまで待たねばならず、従って何事が起ったか少しもわからなかった。

凡そ五分の後、数人のボーイが、手に手にランプを運んで来た。そのランプの光によって、ホールの一隅に起った恐ろしい出来事が明かにされた。即ち、当夜の主人公たるD外務大臣が、胸部をピストルで打たれて、椅子から辷り落ち、床の上に仰向に斃れていたのである。

丁度その時、外相は、首相と、米国大使と、I警視総監と四人で雑談に耽っていたのであるから、いわば外相暗殺は、皮肉にも警視総監の眼前で行われた訳であって、平素冷静そのものといわれている総監もいささか狼狽したらしく、外相を抱き上げて口に手を当てたり、脈搏を検査したりしたが、外相は既に絶命していて如何ともすることが出来なかった。