후리가나로 읽는 일본 고전
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ただなおきょうぎょうじょうき
忠直卿行状記
菊池 寛
菊池 寛의 忠直卿行状記(ただなおきょうぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,602자 · 47화면
が、忠直卿は軍令の出ずるのを待ってはいなかった。本多忠朝の先手が、二、三発敵にさぐりの鉄砲を放つと、等しく越前勢たちまち七、八百挺の鉄砲を一度に打ち掛け、立ち籠めた煙の中を潜って、十六段の軍勢林の動くがごとく、一同茶臼山に打ってかかった。
青屋口から茶臼山にかけての軍勢は、真田左衛門尉幸村父子、少し南に伊木七郎右衛門遠雄、渡辺内蔵助糺、大谷大学吉胤らが固めて、総勢六千をわずかに出ているに過ぎなかった。
ことに越前勢は目に余る大軍なり、大将忠直卿は今日を必死の覚悟と見えて、馬上に軍配を捨てて大身の槍をしごきながら、家臣の止むるをきかず、先へ先へと馬を進められた。
大将がこの有様であるから、軍兵ことごとく奮い立って、火水になれと戦ったから、越前勢の向うところ、敵勢草木のごとく靡き伏して、本多伊予守忠昌が、城中にて撃剣の名を得たる念流左太夫を討ち取ったをはじめとし、青木新兵衛、乙部九郎兵衛、萩田主馬、豊島主膳等、功名する者数多にて、茶臼山より庚申堂に備えたる真田勢を一気に斬り崩し、左衛門尉幸村をば西尾仁左衛門討ち取り、御宿越前をば野本右近討ち取り、逃ぐる城兵の後を慕うて、仙波口より黒門へ押入り旗を立て、城内所々に火を放った。