일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おもいでのき

思い出の記

小泉 節子

小泉 節子의 思い出の記(おもいでのき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,841자 · 62화면

아오조라 문고

小さい島があってそこには弁天様の祠があって松が五六本はえています。ヘルンには先ずこの景色が気に入ったろうと思われます。

松江の人口は四万程ございました。家康公の血を引いた直政という方が参られまして、その何代か後に不昧公と申す殿様がありましたが、そのために家中の好みが辺鄙に似合わず、風流になったと申します。

学校は中学と師範の両方を兼ねていました。中学の教頭の西田と申す方に大層御世話になりました。二人は互に好き合って非常に親密になりました。ヘルンは西田さんを全く信用してほめていました。『利口と、親切と、よく事を知る、少しも卑怯者の心ありません、私の悪い事、皆云ってくれます、本当の男の心、お世辞ありません、と可愛らしいの男です』お気の毒な事にはこの方は御病身で始終苦しんでいらっしゃいました。『唯あの病気、如何に神様悪いですね――私立腹』などと云っていました。又『あのような善い人です、あのような病気参ります、ですから世界むごいです、なぜ悪き人に悪き病気参りません』東京に参りましても、この方の病気を大層気にしていました。西田さんは、明治三十年三月十五日に亡くなられました。