일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しそうとふうぞく

思想と風俗

戸坂 潤

戸坂 潤의 思想と風俗(しそうとふうぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 216,700자 · 422화면

아오조라 문고

之ではモラルは人生のうわ澄みみたいなものに過ぎなくなる。事実モラルという文学用語は直接そういうものを思わせるに充分だ。

なぜ文学者が道徳と呼ばずにモラルと呼ぶか、それは宿屋とホテルとの相違に類することでもあるが、併しそれだけではなく、右に云ったようなうわ澄み主義がブルジョア文学の身上であることを告白するためだ。なるほど道徳(倫理はまだしも)という日本語で呼ぶと、「道徳」に自信のある連中が忽ち声を聞いて集って来る。その顔触れを見ると、道学者や倫理先生やその手先達だ。而もその手先には案外文学探究者や自称「悪党」さえいるのだが、これはたまらない。そこでモラルということになるのだが、併しモラルと呼ぶと今度は文学至上主義者ばかりが集って来る。そしてその内には案外社会認識に於ける常識屋が多数を占めているのだ。そして夫がみずからは文学的な「非常識」屋だというのだ。

ショーロホフの『開かれた処女地』には、共同農場に於ける小家畜(禽)共有の失敗が詳しく描写されている。勿論之は家畜の話しではなくて主人公の人間的経験の話しである。処がこの間発表されたソヴェート連邦の改正憲法草案には、この小家畜(禽)共有の廃止が、そっくりそのまま出ているので、私は今更この作家の社会主義的リアリティーに感心したのだが、こういう内容を生かすものを